笑顔とお花とエビフライ

ずっとずっと会いたかった陸前高田の友人に会いに行きました。
こんなに遅くなってごめんね。
moblog_b466c21f.jpg





崩れた建物の前には、片付けた後だろう箱が置いていました。
その中には持ち主を待っている写真やアルバムが入っていました。
胸が苦しくなりました。




今までたくさんの家が立ち並んでいた場所がこんなことに・・・。
ここは空気が澄み、緑と空と海のきれいな町でした。
以前遊びに行ったときには、皆さんが私をやさしく受け入れてくれた場所でした。



ひどすぎる姿には言葉を失いました。




海岸沿いはホテルも大きな建物も崩れていました。
お友達の避難所を探し車を走らせましたが、私は瓦礫の山と大きな道路しか見えませんでした。
左折する道路は目印が無く道を見逃し、しばらく車を走らせたあと、行き過ぎてしまったことを知りました。
目に見える物だけを見るのではだめですね。
大きなトラックが何台も行き来して、瓦礫を運んでいました。
自分がその場にいることが信じられませんでした。



私よりも先に、物資を送っていた秋田と兵庫のお友達からもまた、たくさんの愛を託されて私はお友達に会いに行きました。私の応援までしてくれました。
みんな学生時代に寮で一緒に暮らしていた仲間です。



お花屋さんもありませんし、この季節お庭に咲いているだろうお花も震災で津波に流されて持っていかれていました。

避難所で過ごしている多くの方々には、早く笑顔になっていただきたく願いを込めて、また、この震災でお亡くなりになっ多くの方々へ手向けていただけるようにお花をお持ちしました。
お受け取り下さった本部の方たちは大変ご丁寧にお受け取りくださいまして入り口に置かせていただきました。
お花は多くの方が喜んでくださるそうです。




お友達の子供からのリクエストでエビフライを持って行きました。
子供が喜ぶと母であるお友達がきっと喜んでくれるはず。

本当は、今お友達が一番やりたいのは、自分で子供にお料理を作ってあげることなのに・・・、でも今は出来ないので、私がお母さんの代わりになります。
私の家はまだガスが通っていないので、一つのカセットコンロと電気調理器をフル稼働させて、いっぱいいっぱい作りました。



大人用にと準備した煮物も子供が大喜び。
お料理を見た子供が何回も喜んでもらえるようにイチゴのサンタさんも小さなパックに入れました。
ウサギちゃんの小さなフルーツフォークでイチゴを刺して子供の口に入れました。
「おいしい」って笑顔いっぱい。
「全部おいしい」
「私の好きなものばっかりだよ」と食べながらご機嫌です。



横で見ているお友達と目が合って、彼女もニコニコ。



帰り際、私がしゃがんで手を広げたら子供が飛び込んできました。
ぎゅっと抱きしめたちっちゃくってやわらかい体にはパワーがありました。
その子は「子供は風の子元気な子だよ」って教えてくれました。
「またお弁当作って来てね」
「うん。いいよ。約束しよ」
子供とは指きりげんまんをしました。

最後にお友達をぎゅっとしたら、今まで笑っていた彼女が初めて泣きました。
次にこの地に来るときは新しいお家であってほしいと心から願いました。


ハナコンチェルトブルージュ
仙台市青葉区上杉の花屋
関連記事

コメント

非公開コメント

プロフィール

ブルージュ

笑顔とお花の専門店ハナコンチェルトブルージュは、仙台市青葉区上杉のフラワーショップです。
フラワーデザインスクール&テーブルコーディネートスクールを運営しております。